世界遺産登録に沸く「和食」ブームの未来は?

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2013年に和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録され、いま世界中で和食ブームに染まっているのだが、推計で20,000~24,000店舗あるとされるかなり多くの店では大変残念なことに本当の和食とはかけ離れたものが提供されていることもあるようだ。

1995年のブームから順調に伸びてきた日本食レストラン市場、世界において鮪の爆発的大人気もそれに準ずるが如く伸びを見せている。

その20,000~24,000店舗の中には「和食的食材」を生活に取り入れるだけでユネスコが世界無形文化遺産に登録した「和食」にはならないのは誰が考えてもわかるはずなのだが、和食素材だけ用いて和食とし、健康志向を売りにしている店が多いとか。

では、現在の日本を見てみよう。彼らの称する「和食」とはなんなのだろう?

長寿民族が多い国を代表する日本だが、その反面、厚生労働省の調べによると40-74才の男性2人に1人、女性5人に1人はメタボリックシンドロームに悩まされており、予備軍合わせれば2000万人突破すると発表されている。

そこで疑問を抱いたのだが、世界が理想とし、高く評価している「和食」とは一体何なのだろう。

本当であれば世界に評価されている「和食」はあくまでも、ご長寿の方々が先代から引継ぎ、守ってきた「昭和の日本食」であり、現代風にアレンジされてしまった和食ではない。

そこで改めて問う。 世界に広まっているのはどんな料理なのだろう?

20,000~24,000店舗の全員が日本で修業し、本当の和食を知り尽くした料理人ではないことは確かだろう。消費量がうなぎ登りになっている鮪、ウナギ、和牛にもみられるように食材だけは和食で使われるものを用いているが、アレンジは完全にその国に勝手に適された内容になっているものがほとんどなのではないだろうか?

つい先日自宅でボ~っと観ていたテレビのワンコーナーでも「SOBA]ブームをきっかけに自分の店で蕎麦を出しているというメキシコ在住の男性が大人気を誇る逸品を紹介していたのだが、配膳されてきた蕎麦はお世辞でも美味しそうなものではなく、和食を愉しむために必要とされる視覚、嗅覚、味覚、聴覚、どの感覚においても間違いだらけな一皿だった。

どこの日本人がコシも香りもない蕎麦をハラペニョソーススープで提供され、それを「和食」と認めるだろうか。このようなトンデモ創作和食が世界中にはびこっていると思うと、鳥肌が立つのは私だけだろうか?

幸いながら世界では食の世界だけではなく、科学の世界でもやっと「UMAMI」、「DASHI」などが定着し始めているので「和食」の認識が正しい方向になっていくことを期待してよいのかもしれませんが・・・和食には食材、調理方法、旬のものなど、さまざまな国で取りこんでいくには困難な部分も多く、対外それは言語と文化の問題であることは間違いない。

日本ですら崩れてしまった「和食」・・・

世界中に正しく伝えられていくにはやはり言語や習慣の壁は非常に大きく、どこまで行っても100%は期待できないのかもしれないですね。

Newsweek

 

 

厚生労働省

ニッスイ

 


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