インバウンド、インバウンドって言うけど、正直「なにが含まれるの」?

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2013年に訪日外国人旅行者数が1,000万人を突破したあたりから「インバウンド」というキーワードが世の中に浮上してきました。

ですがこれもまた横文字であり、それだけで苦手意識を持ってしまう方もいるのではないでしょうか。

IN=中に入る、BOUND=どこかへ向かう。すなわち、日本に入ってきている外国人観光客、ビジネス、観光などを指します。

そこで「イン」があるのだから、もちろん「アウト」もあるはずだよねと思われた方も多いかと思います。アウトバウンドの場合、先ほどのインバウンドとは異なり、OUT=外に出ることを示し、日本から海外へ出て行った人たちのことを示しています。

日本政府観光局(JNTO)の調べによると、2015年以降、ほぼ半世紀ぶりに、正しくは45年ぶりにインバウンドがアウトバウンドを追い越し、過去最高の訪日外国人旅行者数に至っているとのこと。道理でどこを歩いても外国人をみない日はないわけです。

訪日旅行PRの成果・ビザ緩和・消費税免税制度の拡充など、さまざまな企画をあげ、ついに2015年の段階で訪日者数が1,973万7千人になっています。

爆買いの主賓であった中国の超富裕層の訪日は減少しつつありますが、中間層や庶民層が来日するケースが増えてきています。その結果、個々の支出額は緩やかに下がっては来てはいます。でも台湾や香港のように、訪日客の約8割がリピーターという国も出てきているのが現状です。ですから対中国向けインバウンド誘致も、どれだけリピーターを愉しませ、どれだけ新しい日本を紹介できるかがキーポイントになるでしょう。

和食」ブームもさながら、「日本製」、「サブカルチャー」、また「どこの国にも引けをとらない歴史」が外国人の眼にはとても魅力的に映っているようです。今まで存在しなかったような、独自性や多様性を持った経験をする機会がどんどんと提供されていくことに期待は集まります。

しかし、実際のインバウンドのフロントラインでは、民族の違いや習慣の違いによる多様性への現場対応において、苦労が積りつつあるのも事実のようです。業界によっては日本人の店員だけでは対応しきれず、多言語を操れる人材を常勤させたり、商品の説明、パッケージの色合い、味付け等など、内部に外国人を入れ、知恵を借りて商品開発をしたりと、改善に余念がありません。そしてこうした努力をし続けていかなければならないことは誰もが理解しているのですが、その努力が実らない博打的な側面も浮き彫りになってきています。

知恵を絞り、これなら当たると思って少額ながらも投資をしても、「笛吹けど踊らず」のケースがとても多いと聞いています。そして結局、嫌になって、継続が難しくなります。

地元の話で大変恐縮ですが、渋谷区の施設ではこの数年外国人の利用者が増え、彼らの一般常識と日本人の一般常識の違いで頭を抱えています。

例えばプールを利用するのにキャップをかぶってくれない、タトゥーを隠してくれない、露出度が高すぎる水着を着用している、シャワーを浴びてくれない、プールサイドに食べ物、飲み物を持ち込むなどと他の利用者さんとの間でのトラブルが多発しているとか。。。

これらをその都度指摘するのは事実上不可能です。張り紙やポスター等の案内を、学生さんや日本語の理解ができる利用者様の協力を得て外国人のお客様向けに作ったりしていますが、空しいのは、こうした案内の大半が意味不明な文章になっていること。結局、ライフガード達がたどたどしい英語で説明しなければならない等、負担が増しているだけです。

インバウンドの課題にはこんな身近なところにも存在するのです。

これから先、日本の人口が加速度的に減少し続け行くのは避けられないと人口ピラミッドの未来図が語る中、外国人が社会を動かす担い手になってくることは間違いないでしょう。「質素堅実な縮小経済」を志向すれば、そこにも別の道があると思いますが、日本人がそれを望むとはとても思えないので。であるならば、今のうちにその基盤をつくる準備が不可欠ではないかと私は思っています。

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