実は環境から身を守るための意味も? 礼拝(サラート)の作法

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このブログ掲載中に、何故イスラームと書くのか?という質問が出たので、礼拝の作法について書く前に、改めて基本的な事項を2つおさえておきたいと思います。

日本では「イスラム教」という名称が主に使われていると思いますが、世界的には「イスラーム」と言われることが一般的になっています。(この言葉自体が宗教を表すので「教」は付けません。)そして信者をムスリムといいます。

もう一つ、忘れてはいけないことは偶像崇拝を禁止しています。20年以上前の話ですが、イスラム圏にご主人が赴任され、一緒に駐在された奥様から聞いた話です。

日本からお嬢様のためにお雛様を送ったそうです。3月も近づきいざ飾ろうと荷を開けてみたら、お雛様の頭ごと全てなくなっていたとのことです。検閲段階で処分されたのだろうと。その他日本から送った写真も全て黒塗りされていたとのことでした。

きちんと宗教を理解し対処していないと、その衝撃は強くトラウマになってしまいます。また、自分達の視点から相手を勝手な判断で穿った見方をしてしまう危険性も孕んでいます。(現在は、キャラクターの顔を黒く塗り潰したり、ガンダムの様なロボットの頭を取ってしまうことはない様ですが。)

「唯一神アッラー」のみが神であるため、人が造ったものを拝んだり掲げたりすることは、崇拝することに繋がり背信になってしまうのです。

では、ムスリムにとって大切な礼拝について。

信者には五行といわれる5つの義務が課されます。第一が信仰告白そして、礼拝、喜捨、断食、巡礼です。礼拝はアラビア語で「サレート」と呼び、メッカに向かって夜明けから夜半まで5回の礼拝があります。ただし、仕事中だったり全てを完璧に行うことが難しい等、諸事情がある時は、5~10分位で簡単に済ませても良いようです。

そして、たとえば旅行先や初めての場所では、キブラ(礼拝する時に向かう方向)をどうやって探しているのかと、心配?する人がかもしれませんが、今はちゃんと方向を示してくれるアプリがあるそうです。因みに日本からは西北西の方向とのことです。

礼拝の時はともかく、体の各部位(手、口,鼻、顔、腕,髪、耳、足の順)を決まった回数水で清めます。この行為は一節によると、身を清めるという本来の宗教的な意味と、発祥の地が砂漠地帯であったということから、この行為によって体内に入り込んだ砂を払う意味もあったとも言われています。医療が進んでいない時代に、細砂が肺や様々な器官に入り込むことは、重篤な病を引き起こす原因ともなります。神に対する敬意の念の作法が、実は信者を守ることへ繋がっているということに、全てに何らかの意味があるものだと改めて感じました。

【まとめ】

  • イスラム教ではなくイスラームと書く訳。
  • 偶像崇拝は禁止されているイスラーム。
  • ムスリムにとっての礼拝。

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