普通の人がYouTubeに動画をアップする際にこれだけは注意すること【簡単ひとまとめ】―(その3)

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YouTubeにアップするために撮影した動画に建物が映っていたら著作権侵害になるのでしょうか?

その答えは「Yes」とも「No」とも言えます。建物に著作権が発生するのは、その建物に芸術性があったり、歴史的建造物であったりしたらそこに著作権が発生しますが、一般的な、というよりも実用的な建物には著作権は発生しません。

では鎌倉の歴史的なお寺の建物には著作権はあるのでしょうか?

以下、弁護士先生の見解を申し上げます。

著作権法では、「建築物や構造物等、屋外にあるものは原則として著作権はありません。でもその建物や構造物に建築芸術といった創造性が備わっている場合、著作権が発生します」とあります。しかしながら著作権の存続期間は50年ですので、ほとんどの歴史的建造物には著作権は存在しないと考えていいです。

ただしそこには次のような気を付けなくていけない点があります。

まずお寺や神社、公園等の敷地内での撮影をする場合、撮影そのものを禁止している場合や、撮影に許可がいる場合があります。その際は建物の所有者の許可が必要です。

またたとえ敷地外において建物や構造物を撮影する場合でも、早稲田大学の大隈講堂のように商標権があるといった場合がありますので注意が必要です。

それでは次に、街並みの写真や、屋外に設置されている看板やポスター等が、撮影した写真や動画に写り込んで(映り込んで)しまっていたら著作権や商標権の侵害になるのでしょうか?

まず街並みについては、著作権も商標権も存在しません。

それでは看板やポスターですが、この二つには著作権が存在する場合があります。しかしながら、その看板やポスターが屋外に常設されている以上、撮影するうえでたまたま写って(映って)しまったと考えられます。それは、著作権者は、その看板やポスターが常に屋外に設置されている以上、一定の条件で人の目に晒されることは当然であり、たまたま写って(映って)しまうことを了解しているという法的解釈であり、たとえそれが商用利用であっても、看板やポスターを写す(映す)ことが目的の写真や映像でない限り著作権の問題は発生せず、自由な撮影をしても良いとされています。

ただ、こうした看板やポスターにロゴマークや企業名等、商標登録されているものが含まれている場合があります。こうした場合も、このロゴマーク等自体を商標として利用しない限り、つまりこの写真を自社の商品やサービスを宣伝したりマーケッティングしたりする際に利用しなければ、商標権の侵害にはならないとされています。

もうひとつ注意すること。それはたまたま写って(映って)しまった通行人です。もしその通行人が個人を特定できるレベルの鮮明度で写って(映って)しまっていたら、それは肖像権の侵害にあたります。これを避けるため、顔にぼかしを入れる等の工夫が必要となります。

【まとめ】

  • 一般的に建築物や構造物など屋外の物に著作権はない。
  • 建築芸術のような創造性があるものは例外として著作権がある(築50年まで)。
  • 撮影には権利者の許可が要るケースがある。
  • 著作権のある看板やポスター、ロゴは「映り込んでしまった」程度は問題ない。
  • 通行人の顔などはぼかしを入れる等の配慮を。

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